
当かわらん版では、「水」を健康の源と考え、全国の様々な「ミネラルウォーター」を取り寄せ、試飲を繰り返し、味・嗜好等を加味し選定した「水」なのですが、この「水」は以前当社の運営するパソコンスクールに通われていた方が、栃木県塩谷郡塩谷町に移り住み、たまたま当スクール講師に贈って戴いたのが試飲のきっかけであり、それがこの「尚仁沢湧水の郷」という「水」でした。
pH7から8の間で安定し、臭みもなく、清涼感のある水です。
その後、製造元より資料を取り寄せ、「水質」についての確認をすると、適度な「金属ミネラル」(別掲資料参照)も成分に含まれ、とかくミネラルの欠乏症に陥り易い現代人の体にも良い水であることも解かりました。
また、この「水」は、昭和60年に環境庁から「名水百選」に認定され、平成9年には全国37都道府県から集められたおいしい水の中で全国第一位の認定証をうけた水でもあります。
この美味しい水を皆様に『住んでみないとかわらん版』よりご提供させて頂きたくここにご紹介させて頂きます。
美味しい水とは
おいしい水とは何か、一概に定義する事は難しいですが、水に含まれる成分によって決まり、そのバランスによって微妙に変わるものです。水のおいしさに関係のある水質成分には、水の味を良くする成分と、反対に水の味を悪くする成分とがあります。したがって、おいしい水とは、味を良くする成分を含み、味を悪くする成分を含まない水ということになります。
昭和60年に厚生省に設けられた「おいしい水研究会」によって報告された「おいしい水の要件」は下記の表のようになっています。
おいしい水の条件 | 尚仁沢湧水 | |
蒸発残留物 | 30〜200mg/L | 59〜79mg/L |
硬度 | 10〜100mg/L | 21〜23mg/L |
遊離炭酸 | 3〜30mg/L | 1.0mg/L |
過マンガン酸カリウム消費量 | 3mg/L | 0.4〜0.7mg/L |
臭気度 | 3以下 | なし |
残留塩素 | 0.4mg/L | なし |
水温 | 20℃以下 | 10.3℃ |
尚仁沢湧水の水質データをおいしい水の条件に当てはめてみると、上記の対比となり、おいしい水の条件をほぼ満たしているといえます。
ミネラルは多すぎると硬くて鈍いしつこい味がします。更にミネラルが多くなると、苦み、渋み、塩味を感じるようになります。反対にミネラルが少なすぎる水は淡白で、こくのない気の抜けたような味となります。それでは、どのくらいのミネラル量が良いかというと、1g中に30〜200ミリグラムを含んでいる水、なかでも100ミリグラムぐらい含む水が穏和で円満な味、いわゆるまろやかな味があります。
硬度とはカルシウム及びマグネシウムの合計量で、ミネラルの主要部分を占め、硬度の高い水(200ミリグラム以上を硬水という)は硬くてしつこい味がし、反対に硬度が低すぎる水(軟水という)は淡白でこくのない水となります。
適量は1リットル中に10〜100ミリグラムくらいで、なかでも50ミリグラム前後が多くの人に好まれます。また硬度成分のなかでカルシウムが重要で、これがマグネシウムの量より多い水が味が良く、反対にマグネシウムが多すぎると苦みを増すといわれています。
尚仁沢湧水はミネラル硬度とも範囲に入っているが、やや少な目であるので、硬度成分の割合がカルシウム16mg>マグネシウム7.7mgであるが、さっぱりとした味のする水といえます。
炭酸ガス(遊離炭酸)はこれが十分溶けていると水にさわやかな味を与えます。これは水中の炭酸が舌や胃の神経を刺激するからで、反対に炭酸ガスが少ないと湯冷ましのような気の抜けた味となります。適量は1g中に3〜30ミルグラムの範囲が良いとされています。
尚仁沢湧水はpHが少し高い(アルカリ性である)ので、遊離炭酸ガスが少なくなるので、ミネラルの量との関連で、淡白でより清涼感のある、味の薄い癖の無い水といえます。
尚仁沢湧水は「日本名水百選」のなかでもおいしい水として平成9年度には全国37都道府県から選ばれた水の中で第一位の認定証を受けております。
また、尚仁沢湧水はpH8の天然アルカリイオン水で、特に臭気がゼロであるため溶解する物質の味を妨げません。例えばコーヒーとかお茶、水割り、そばうち等に適した水です。